地震に強く、日本の気候風土に適した住まい

板倉づくりとは、

柱の間に厚い板を落し込んで壁にする構法です。

この厚い壁により、地震に対して大変粘り強い構造となります。大きな力が加わっても、板の小口が柱の側面にめり込むことで力が吸収され、柱は傾いても倒壊することはありません。これこそが、古来より倉や神社など大切な物を保管する建物に用いられてきた所以です。

夏はサラサラ、冬はヌクヌク

落し込んだ板はそのまま室内の仕上げになるので、木の調湿力を生かした室内環境をつくることが出来ます。日本の気候風土は、夏は蒸し暑く冬は乾燥して肌寒く感じます。板倉の住まいは、壁自体が夏は除湿、冬は加湿をしてくれるので、夏は「ジメジメ」から「サラサラ」に、冬は「カサカサ」から「ヌクヌク」に室内環境が変わるのです。また壁だけではなく床も同じ厚い板を使うので、肌が触れるところ全てに、夏のべたつき感や、冬のひんやり感がありません。

眠れる森林資源「杉」を生かす

戦後の拡大造林で植えられた杉は、外国産材の輸入とプラスチックの普及により、使われないままになっていました。今、その杉が生長して、質・量ともに豊かに使える、歴史的に類を見ない時代を迎えています。

板倉づくりの住まいは、構造から床も壁も天井も、全て無垢の杉材をつかいます。その量は普通の家の3倍です。板倉づくりは眠れる森林資源を生かす、サスティナブルな家づくりなのです。